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録音

先日、久しぶりに小泉惠子先生のレッスンに伺った。


久しぶりに先生の前で歌うというのは、すこぶる緊張する。
今回は、日本歌曲4曲を聴いて頂いた。

自分が感じた詩の内容をどのように伝えるか。
先生に指摘されるたびに、
なるほど、ははぁ、と思う。

自分では心をこめて歌っているつもりが、
ぶっきらぼうになっていることがある。
逆にこれはうまく歌えないなあ~というところが、
とても良かったりすることがある。

歌は自分の声を客観的に聞くことができない。

自分の声は骨を伝わって聞こえるので、
実際に他人が聞いている声とは違うのだ。
録音した自分の声が、
ひどく変な声で恥ずかしくて聞いていられない…
と思ったことがある人は少なくないだろう。

しかし、それが自分の声なのである。
現実を受け入れざるをえない。

だから歌というのは、
独りよがりにならないように、
定期的に先生にチェックしてもらう必要がある。


さて、小泉先生のレッスンのあと、
相模大野に戻り録音を聞こうとカバンを開けた。
しかし、どこをどう探しても、
ICレコーダーがない。

そういえば、先生のお宅で録音ボタンを押した記憶はあるが、
それを停止した記憶がない。

急いで先生にメールをすると、
レコーダーは先生のお宅にあるとのことだった。


ただし、メールには続きがあった。


僕のレッスンが終わったあと、
先生は用事を済ませレッスン室に戻って、
来月に歌うバッハの音取り練習を始めたそうだ。
ひたすらピアノに向かって曲を確認していたらしい。

そしてまた別のところで歌う
『椿姫』のヴィオレッタの1幕のアリアの練習を始めたところで、
ふと点滅する赤い光を見つけた。

僕のICレコーダーである。

僕のレッスンから今の今まで、
ずーっと録音中だったのだ。

先生はピタッと練習をやめ、
そっと停止ボタンを押した。
さすがの機械オンチの先生も、
停止ボタンは分かったらしい。

それを知って爆笑した僕は、
「その録音は我が家の家宝にします」
とお返事した。

次の日にさっそくレコーダーを引き取りに伺ったところ、
お願いだから絶対に消してくれ、と懇願され、
先生の素晴らしいヴィオレッタのアリアを聴くことも無く、
その録音は消去した。


「あーよりにもよって五十嵐君のだったとは」


とおっしゃるので、


「“よりにもよって”とはどーゆー意味でしょう?」


と尋ねてみたが、
ただ笑うだけでそれに対するお返事はなかった。


小泉先生は、僕の人間性を明らかに誤解されていると思う。





***本日のきよこちゃん***


デイサービスで高齢者向けのヨガを始めたきよこちゃん


ヨガを楽しむきよこちゃん


毎週月曜はヨガの日です。


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No title

おもわず、想像して笑ってしまいました!

私も先生のレッスン久しぶりに受けたいです♪

Re: No title

cyuukoさん

ホントに可笑しいですよね(笑)

「ヴィオレッタのアリアそのまま、
E strano(おかしいわ)だったわ」

って言ってました。

上手いことおっしゃいます。
プロフィール

五十嵐正一

Author:五十嵐正一
初めまして!
神奈川県相模原市在住の声楽家の五十嵐正一です。小田急線相模大野駅から徒歩1分の音楽工房 うたの木で、声楽のレッスン、合唱・コーラスも行っています。
※歌のお仕事も承ります。お気軽にご連絡ください。

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